よく耳にするようになったサウナ用語の「ととのう」。これは言い換えるとどんな表現になるのだろうか。

「異常感覚、あるいはいつもと違う感覚。それ以上でもそれ以下でもありません」と冷静に言うのは、医師であり日本サウナ学会代表理事、通称サウナドクターだ。

サウナは非常に熱い、水風呂はとても冷たい、そして外気浴で休む。この流れは刺激そのもので、脳を活性化させるのだという。そもそも、サウナは身体に負担をかける行為。交感神経を思いっきり引っ張り、反動をつけて深くリラックスさせる。「ととのう」の正体はその急激なスイッチングの副産物なのだ。ややもすれば「ととのう」ばかりが注目されがちだが、実のところそれはサウナの目的のすべてではない。

「仕事ができる人はサウナが好き、ではなく、サウナが好きだから仕事ができる、のです」とドクター。