>>696
>古色蒼然だる写真評論家
たしかに中平や森山らのプロヴォーク時代の本だから古いといえば古い。
しかし写真表現論のテキストとして未だにこれを凌ぐものが無いという現状は、
日本の写真評論の不毛ぶりを示してあまりある。
 今日でも十分通用する内容であり、ほとんどの写真が本書の志向するレベルに達していないといえる。

 織作峰子の写真も例外ではない。
渡辺流に言えば、スナップでも「少しもアクチュアリティを感じない」(162頁)サロン写真なのだ。

日本人では、あとめぼしい本といえば西井一夫『なぜ未だ「プロヴォーク」か』(青弓社)ぐらいか。