俺はどうやら「我慢する」ことに慣れてしまっていたらしい
ヘキサノン38/2.8一本で、ASA100のカラーネガで、最遅1/30という制約で、
撮れないと思ったものは撮れない、そう諦める癖がついていたとしか思えない
構図を決めかねて諦め、現像代を気にして諦め、暗すぎるので諦め…
「撮りたいものを撮らないでいること」俺のフラマチはそんなことを教えていたのだろうか
今になって、当時「撮れた」駄コマを眺めながら、禁欲的だったそんなガキの頃をしきりに思い出すのだ
そして俺が本当に写真を撮っていたのは、当時だけだったのかもしれないと