35ミリ一眼レフのペンタプリズムファインダーは画期的なファインダーシステムであった。それに対して6 × 6センチの一眼レフカメラのペンタプリズムも確かに画期的なアクセサリーだった。ところが問題なのは6 × 6センチの一眼レフにしても2眼レフにしてもカメラサイズが大きくなるからそれに装着するペンタプリズムファインダーのガラスの業績も大きくなるわけだ。そこで通常持ち歩けるような重さを超えてしまうことが問題なのである。

ローライフレックスの2眼レフの場合同じ問題が起きてくる。この問題については私は50年以上研究と言うよりも体験的に記憶しているからはっきり申し上げられるのである。ローライフレックスのファインダーシステムの中で1番有効なのは戦前に作られたローライフレックススタンダードである。シンプルなフレームファインダーでスポーツファインダーとして撮影ができるから非常に都合がよろしい。

しかし人間は1種の便利主義というか常に新製品の開発精神に追いかけられているから、これがあったら便利だねと言うことで次々と登場してきた素敵なアクセサリーであるが実際にそれを撮影の現場で使ってみるとどうも使いにくいというのが出てくるのは当然の話である。

ローライフレックスの子眼レフの場合はフレームファインダーでモチーフをそのままフレーミングして同時にちょっと目を下のほうにずらせると2眼レフのピントグラスの中央だけが明るく大きく拡大されていてピントの頭を見ることができるのである。これはローライの2眼レフファインダーシステムの中でかなり到達点に足した気候だと思う。

ローライフレックスの2眼レフがファインダーが自由に交換できるモデルになってからペンタプリズムファインダーが登場した。私もこれを若い頃から使っているのであるがどうも頭でっかちになって重いしバランスが悪くて、本来のローライフレックスが持っているフットワークの良さとでも言える機敏な行動ができなくなるのである。