もう10年以上は前になるか、ライカを中心としたクラシックカメラが流行っていた頃の話だ。
仕入れの安いロシアンの機材を流行に便乗させて高く売ろうと画策した転売屋がかなりの数あった。
奴らは何かにつけてテッサーやゾナーやビオゴンなどの名前を持ち出しては質の悪いロシアンを賛美した。
ロシアンの御粗末な正体が知れた今から思えば馬鹿馬鹿しいが
当時はそんな商売で本気で儲けようと思っていた頭の弱い素人転売屋が本当にいたのさ。

しかもそういった嘘に騙されて
使ったこともないゾナーやズミクロンとまで自分のロシアンを比べて語りたがる気の毒な初心者さんが沢山湧いたんだ。
 
その頃の残滓が今でもネット上にはわずかながら転がっていて、知識の少ない初心者を騙し続けているのだから困ってしまうよ。

まぁロシアン賛美なんてのは元が儲けのための嘘だけに数年でバレてしまい、行き詰まった悪質転売屋のその後なんてのは惨憺たるもので
良識ある同業者をネットで悪く言ってみたり、客に因縁を付けたり、掲示板を荒らしたり、オークションで吊上げをするなど酷かった。
だがどういう訳か生憎とこちらの方の事実はなかなか初心者の目には触れないようで(今現在も続いているにもかかわらずだぜ!)
もっぱら終心者を更にロシアンから遠避けるだけの結果になっているようだ。

買うまでもなく使うまでもなくのことロシアンのネタ元の多くはえらく古い時代のツァイス関連などであって、現在の優秀なレンズ群ではないのだ。
しかもおそらく彼の地での硝材の変更に際して光線の再計算さえ充分に行われてはいまい、過去のレンズの曲率と構成だけを流用し真似ただけの
その場当たり的で粗雑なレンズはベイリンググレアの大きく、未熟なコーティングと相まって使用者の期待に落胆を持って応えてくれる。

これは、まだロシアンで人を騙して一儲けしようなどと企む大バカがいれば聞いてもらいのだが
己にカメラ知識の無いことさえ理解出来ない体で儲け主義に走り、金の為に嘘と知りながらロシアを過剰評価するのはくれぐれも遠慮してくれたまえ。