ニコンは戦前から軍需関係の光学製品のダントツのメーカーで、カメラもコンタックス系の真似でかなり良いものを作っていたのが、敗戦で軍需関係の需要が潰されたのでカメラの方に注力して、
Sシリーズの頃になってレンズ性能と耐久性がアメリカの報道カメラマンに知られて、朝鮮戦争の時に戦場で報道カメラマンに使われて土台が固まった。
その勢いで作ったFが、カメラを酷使するプロ、特に報道系でも使い物になる初の一眼レフで、かつ、超望遠まで揃った初のシステムカメラで、
しかも、ユーザーの要望が絶対的で技術者が独善に陥る余地が与えられていない軍需関係の発想で、報道系とかの要望を積極的に取り入れたので、世界的にも広く使われるようになって名声を確立したと。
キャノンはライカ系の真似で戦前からそこそこ良いのは作れてはいたけど、モノがさほど良くない上に、軍需関係で絞られていないせいで技術者が独善に陥る傾向が強くて、
ユーザーのニーズに応える姿勢がすっぽ抜けていたこともあって、既にシステムごとゴソッと揃えて毎日酷使している報道系ではまるで歯が立たない。
ちょうどフィルムの進歩で小型カメラも人物ポートレートとかに使い物になるようになってきていたので、そちらにターゲットを絞って、そっち系統のカメラマンを優遇してシェアを拡大すると同時に、
写真雑誌等を利用した実質宣伝やニコンに対する露骨な逆宣伝を大々的にやって食い込んで行って、ニコンが報道系で名声を確立している上にあぐらをかいている隙を突く形で進展して行ったと。