>>161
たまたま手元に当時のインタヴュー記事(レコ芸、聞き手:金子建志氏)があったので引用すると、

──前に「三番」をやられた時は違う版でしたね。
朝比奈:あのころは版に凝ってましてね…確かエーザー版じゃなかったかな。…その後かな、
ザンクト・フローリアンで「七番」…あなたの版じゃなくて申し訳ない…(有名なエピソードが続く)
──…先生が今回の「三番」で、一番短い第三稿を選ばれたのは特に理由はないのですか。
朝比奈:新日フィルの専務理事の松原君が、これでやるというのでね。…この版のつもりで
頼んできたのかどうかは、わかりませんよ(笑)。まあ、何でやってもちゃんとした演奏をすればいいんで…
──他に何か理由…
朝比奈:改訂版だと、レンタルではなく、パート譜が手に入るでしょう…

シカゴ響公演後のものです。総合すると朝比奈は一時版にこだわってみたが、その必要なしと判断、
あくまで「現場」主義をつらぬいたのではないかと思います