リヒテルの1965/05の演奏は、あまりにすごい。
録音もいまいちだし(pragaのSACDで聞いているが、そもそもソース自体に限界がある)、ミスタッチもある。
皆さんも指折られている70年のアラウと、81年のブレンデルの演奏は、反復に耐える理性と滋味がある。
しかし、演奏の単独性、一回性、明暗のとてつもない落差など、リヒテルの65年の演奏は突出した個性を持っている。
麻薬的、極北的演奏。