ピツェッツィ:交響曲、ハープ協奏曲

1940年は日本の紀元2600年に当たる年でした。これを祝すために企画されたのが「日本と友好の厚い国」に作品を委嘱し、これを演奏するというもの。
国をあげての演奏会のために「紀元二千六百年奉祝交響楽団」が組織され、イギリス(ブリテン)、ドイツ(リヒャルト・シュトラウス)、フランス(イベール)、ハンガリー(ヴェレシュ)、そしてイタリアのピツェッティが作品を提供
、物議をかもしたブリテンの作品を除く4作品が1940年12月、東京と大阪で演奏され好評を博しました。
このピツェッティの作品はイタリアの指揮者ガエターノ・コメリによって初演されたものの、
その後はほとんど演奏されずに歴史の流れの中に眠っていました。
曲想は決して祝祭的な雰囲気を湛えておらず、ブリテンの『シンフォニア・ダ・レクィエム』にも似た哀しみと怒りが強く表出されています。
これに対し、ハープ協奏曲は極めて快活な作品です。

【収録情報】
ピツェッティ:
1. 交響曲イ調 (1940)
2. ハープ協奏曲変ホ長調 (1958/1960)

マルゲリータ・バッサーニ(ハープ:2)
イタリア国立放送交響楽団
ダミアン・イオリオ(指揮)

録音時期:2015年9月23-26日
録音場所:トリノ、Auditorium Rai Arturo Toscanini
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)