>>32
なにげなく買った「烙印を押された人々」は冒頭の管弦楽から
魅了された。頽廃音楽シリーズではないけど、シュレーカーの
CDを4枚見つけて、ハマッた時期があったな。

>>33
長木誠司著「第三帝国と音楽家たち」(音楽之友社)に詳しい。

多くのひとびとにとって、似非ギリシャ芸術風の三流作品を
集めた、毒にも薬にもならない<大ドイツ芸術展>よりも、
明らかに<頽廃芸術>の方が(野次馬的な意識とも相まって)魅力的に
映ったことは疑いない。(中略)会場には六つの特別ブースが
あつらえられ、訪れた見学者はそのなかに入り、スイッチひとつで
ヘッド・フォンから流れてくる<頽廃音楽>に耳を傾けることができた
のである。(中略)ヒンデミットやヴァイル、クルシェネク等、
普段は聴くことのできなくなった作品が特別に鳴り響いたことは
たしかである。ひとびとは、そうした作品に別段驚くわけでもなく、
むしろ例えばヴァイルの《三文オペラ》の音を、ここぞとばかりに
心底喜んで聴いていたひともあったという。