ブーレーズの音楽は同時代ではすごく新しい音楽だった、それは間違いない。
アイディアも技術も時代の最先端だった。
もしかしたらまだ誰も追いついていないのかもしれない。
でも新しいということは裏を返せば古くなるということなわけで、
100年後の音楽からするとブーレーズのアイディアや技法は古臭いことこの上ないだろう。
特に技術の発達に依存しきったレポンなんて野暮ったくて聴けたものではなくなるかもしれない。
100年前のシェーンベルクの曲は今から見れば古臭いが聴かれ続けているが、ブーレーズの曲はどうなんだろう。
圧倒的な政治力で現代音楽界を牛耳っていた本人が死去し、真価が問われる時が来た。