>>141
G−LZ◆H6mBY5rVQU:2016/11/02(水)07:59:17 ID:qLc
>>156
どうも誤解があるかと。
私は「妻が良妻か否かで作品や思想に影響を及ぼすような才能はたかが知れている」と申している訳です。
我々凡人は、初恋の最愛の女性と結ばれるか否かで少なからず人生に影響を受けるのであるが、モーツァルトがぞっこんであったアロイジアと仮に結婚出来ていたとしても、この男の音楽は幾許も変わらなかったと思う。
良妻のお陰で秀作が書けるのは小才の証にすぎない。
生きていれば直面せざるを得ない辛苦に、ご多分に漏れずこの男も直面したが、今なお遺されている数多くの手紙からはこの男が現代の我々以上に人生を謳歌したことを示している。
人生の様々な辛苦は人生のありのままの姿であり、「死こそが人生の意味を照らす光」だとも手紙の中で述べている。
ゲーテの色彩論の中の「色は光と闇の結婚である」という一節の本質的意味をこの男は本能的に直観している。
レクイエムを称し………
「だが、確実に彼の手になる最初の部分を聞いた人には、音楽が音楽に袂別する異様な辛い音を聞き分けるであろう。そして、それが壊滅して行くモオツァルトの肉体を模倣している様をまざまざと見るであろう」
(小林秀雄)