世の中に、ポリーニという凄いピアニストが存在する、と知ったのは、小学6年のとき。
初めて実演に接したのは1981年・・4度目の来日時。おそらく、「この上なにをお望みですか」の
キャッチフレーズにそむかない、最後の演奏だったと思う。
その後5年間来日せず、がっかりしたものだった。86年に久しぶりに来日すると聞いて、何回か
聴きに行ったが、ドビュッシーの練習曲集はいいと思ったがそれ以外はなんだか以前の演奏と
変わったと思った・・・。きっと一時的な不調なんだろと思って、89年にも聴いたが、
シューベルト幻想ソナタ終楽章ハハラハラしたし、リストのソナタは音が混濁しミス連発。
それ以来ポリーニは聞く気がしなかった。逆に言えば、1981年の演奏がいかに輝いていたかという
ことにもなるが・・・。それにしても、なんで、この演奏家は引退しないのかな。体しんどそうなのに。