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キリル・ペトレンコの指揮台に落とされる視線を見ていてどうしてもムラヴィンスキーの指揮ぶりが気になったからである。
そしてチャイコフスキーでも譜捲りをしているのを見て、全く同じだなと思った。執拗に練習する時間をとれたのであり、
それだけの権力を持っていたのだから、その芸術の行きつくところが恐ろしい。
そのペトレンコは来シーズンはベルリンでプロコフィエフの協奏曲以外はリヤードフ、シュミットのプログラムを指揮するら
しい。それぞれコーミシェオパーとケルンの放送管弦楽団での録音がYOUTUBEで御馴染みである。四月にニューヨークから帰
ってきて殆んど勉強する時間が無いのだろう。興味深いのは協奏曲にシナ人の若い女性をソリストとして迎えていて、まるで
追い出すランランの代わりにシナでの市場でも反感を買わないように配慮しているようだ。