>>436
ピアニストでは
ショパンはこの1曲で十分(現在はルービンシュタインのバラード1番が加わりましたが)である
「ノクターン20番嬰ハ短調」
で、私の理想の演奏をしてくれた「アリス・紗良・オット」と「ピリス」ですかね。
両者に共通しているのは、中間部の最終音を消え入りそうなピアニシモで聴くこと。そこに私は少女の恋の告白を聴く。
「え?」と聞き返しても二度とは言わぬ(仕事柄14歳〜18歳の少女の相手を長年しておりますが、変わりましたね、40年前(私は25歳)と今。今の少女は恋らしい恋をしているのか?と)
ならばこそ、その後に続くテーマのメロディーの美しさが際立つのです。

アラウが限界で、バレンボイムもピアニシモは良いんですが、最後のアルペジオでアシュケナージに堕してしまう。

ショパンからあと1曲と言われたらルービンシュタインのピアノ協奏曲1番(SACD盤)ですかね。

先に挙げた2006年オペラシティ最前列ややヴィオラ寄りで聴いた「中村紘子&秋山和慶のモーツァルトk.466」は、これは感動しました。
ヴィオラ群が目の前におりましたので、内声部主体で初めて聴くk.466でした。
序奏が始まるや涙がこぼれてきた。
何の涙?恐らく「あーモーツァルト!」の涙でした。1曲目のフィガロ序曲でウォームアップした東京交響楽団が、中村紘子が、全身全霊をかけたモーツァルトk.466でしたね。
3曲目の交響曲40番(k.550)の演奏の記憶が全くすっ飛んだほど、このk.466には感動しました。

k.466については
1楽章→ハイドシェック&ヴァンデルノート盤がベスト。中村紘子&秋山和慶がセカンドベスト。
2楽章→菊池洋子&井上SACD盤がベスト。開始のテーマ最後の装飾音の弾き方は、菊池洋子を聴いて以来、他は受け付けなくなった。
3楽章→ハイドシェック&ヴァンデルノート盤がベスト。

両端楽章のカデンツァは、まさにモーツァルト自身が弾いているようだ。
特に3楽章カデンツァの入り方は天才の証。

ほーら、止まらなくなった。