「アイーダ」の初日。このプロダクションは15年ぶりだけど、やはり良かった。
実はお目当てはテレビでこの役を見ていたセメンチュクだった。そもそも15年前も
ディンティーノが目立っていたし、もっと昔のコソットなんか全部を喰っていたと
いう感じで、ほんとは「アムネリス」とすべきという説もあるくらいだが、その
セメンチュクを凌いでいたのはイム・セギョン。初めて聞いたけど、声は良いし
小柄なのに声量も一人だけコーラスやオケを突き抜ける勢い。セメンチュクも貫禄
だったけれど、迫力ではちょっと押され気味。マヴリャーノフのラダメスは奇麗な
声だがスピントが足らず、肝心な所をファルセットで逃げるので自分的にはブーイング。
ただ最後の二重唱は良かった。アモナスロは代役だったらしいが、なかなか。
カリニャーニ の指揮は綿密で序曲なんか奇麗だったけれど、壮大という感じではない。
オケのせいもあったかもしれないが。