今日行ってきたが、指揮者は超一流だよ。

冒頭、弦楽器の静かなフレーズではじまるところ、
カンタービレが絶妙に効いていてね。
これ以上やるとあざとい、これ以下だとものたりない、っていう
ギリギリの線を見切っている。
この数フレーズだけでヴェルディのワールドに一気に引きずり込まれてしまった。

しかし第2幕は意外にあっさりと流した感じで、なんで?と思った。

ところが、第3幕では一転して強烈なアタックでラダメスの裏切りを
ガンガンに盛り上げて、しかも第4幕ではその興奮をそのままに
アムネリスの慟哭と葛藤とをグイグイえぐってくるようでね。

結局、指揮者は第2幕は音楽のほうをあえて抑制していたわけだ。

この指揮者は超一流の職人じゃないんかね。