近所のラーメン屋で、「マーラータンメン始めました」との張り紙を見たので、
「なんと精神性の高いラーメン屋だろう!」と喜び勇んで入店した。
ところが出てきたラーメンは、ただ辛いだけで味が薄い、
ショルティの攻撃性とアバドのきれいごとを合わせたようなものであった。
「こんな精神性の低いラーメンをぼくは採らない」と店主に告げたところ、
「お前は何だ?」と言うので、
「ぼくと言う人間を知りたければ、これを聴くがよい」と
ワルター指揮の「大地の歌」のCD(ジャケットはぼくが筆を執ったやつ)を渡したが、
鼻で笑われてしまった。
諸君もこんな精神性の低いラーメン屋にひっかからないよう、十分注意願いたい。