>>402
嘗て五味康祐は「使用機器が曲/演奏を選ぶ」と豪語した。

>津軽海峡冬景色
「EP45回転ドーナツ盤レコード」は
『COLUMBIA』
「CD/石川さゆり2002年全曲集」は
『テイチク』

>私は「ガラード301+ortofon RMA309i+SPUwood A+HA-14+WE300B刻印+LSUHF3LZG8U」を信じる。 CD(テイチク)の音は、新たに録音した別音源だ。

>CD(テイチク)で聴く石川さゆりの津軽海峡冬景色には「 EP45回転ドーナツ盤レコードで聴ける10代の石川さゆりの声帯音は失われている。
歌詞一音一音単位でより正確に数えれば(リフレインしだふる音を一音として数えても) 、その数は『16箇所』に及ぶ。 >ドルフィンに劣らず、私には貴重な耳の御馳走なのである。


他方、小林秀雄は「温泉場のラジオからショパンのマズルカがほんの2〜3小節くらい聞こえてくれば、あ、ショパンだなってすぐ解る。
あとは聞こえなくても、ぜーんぶ補うことが出切る。そして、こりゃあ大したもんじゃあって感動はちゃーんとあるね。

この感動は耳から来てるものじゃあない、音波にのってないんですから。
これはみな内から来てる感動ですよ」

>ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(私は2楽章しか聴かない)は「メニューイン&フルトヴェングラー盤(モノラル)」1枚あれば私は十分である。
心を耳と化して聞き入ることもしばしばだ。
このメニューイン&フルトヴェングラー盤をステレオ録音で聞かせてくれるのが「チョン・キョンファ&テンシュテット盤」だ。

私はその日の精神状態により、五味康祐になったり小林秀雄になったりしている。
今はその両方を受け入れ、時に音を、時に音楽を堪能している。