>>416
政治的信念や音楽的な峻厳さはとても厳しい人だったが、プライベートを垣間見る限り、ムラヴィンスキーはとても温厚な紳士だった。
見た目は怖いが、実際に会ってみるととてもにこやかで、不器用そうに見えた。
私にロシアの絵本をくれた。まだ大事にとってある。祖父は教育者だったが、若い頃からムラヴィンスキーと知己があり、音楽も好きだったので交流があった。
まさかムラヴィンスキーに会えるなんて思ってもいなかったが、レニングラードフィルを聴かせてもらって、音楽の本質を知り驚愕した。
私は前にも書いたとおり建築学の道に進み、
朝比奈さんとはある音楽ホールの建設につい、音響工学的に設計の末端としてお付き合いした。音響についてはとても詳しい方で、
音楽が良ければもっと凄い音楽家になっていらしただろう。
私は音楽家ではないので、知っている指揮者がたまたまムラヴィンスキーと朝比奈さんというだけだ。
性格が良くないとムラヴィンスキーもレニングラードフィルを育成出来なかっただろう。
厳しさはあったが、音楽に対するものだったので、楽員もついて行けたと思っている。