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西洋音楽の未来を担うのはアジア人だ ショパンコンクール2位の反田恭平さんは甘い演奏
で損をした(三枝成彰)
2021/10/30(土) 9:06配信 Yahoo!ニュース

 ウィーンのレコード店で、CDの売り上げトップ5のうち3人が中国人ピアニストの作品
で驚いたことがある。ラン・ラン、ユンディ・リ、ユジャ・ワンだ。中国では3000万人の
若者がピアノを学び、プロを目指す人も少なくないと聞く。社会が成長途中で、音楽で身
を立てる道にまだ夢が残されているからだ。

 一方、先進国では音楽家は食えない職業だ。どんなに売れても年収は10億円だが、株取
引など一晩で10億円を動かせる仕事があるとしたら、そちらを選ぶだろう。

 中国は14億人の成長市場であり、クラシック音楽業界はスターを常に求めている。今回
のショパン国際ピアノコンクールの1位はブルース・シャオユー・リウさん。カナダ国籍
の中国人だ。

 2位入賞の反田恭平さんはショパンらしく甘く、聴衆の意に沿う演奏だった。日本の聴
衆なら肯定するだろう素晴らしい演奏だったが、「甘い」ことは西洋では全く評価されな
いため損をしたかもしれない。口当たりがいいだけでメッセージがないものは低俗で芸術
と呼ぶに値しないとされるからだ。