>>67
政治家がコネで大学に入ったり、政治家の息子や孫が世襲で出世するのは有りがちな事だが、
朝比奈さんはコネで大成したのではなく、
実力で京都帝国大學に入られ、実力で蹴選手となり、それなりの実力で阪急電鉄に入られ、
自力で音楽を学ばれ、自力でオーケストラを作られ、育成された。コネとは無縁。
音楽創世記にあってメッテルと言う師を見つけて手探りで音楽の道を切り開かれたパイオニア
関西音楽界の功労者。財界との人脈も自分で作られた。独立独歩の人で偉大な功労者なのに少しも偉ぶらなかったのが稀有な存在。
また舞台も自然体でいて格好をつけていたわけではないのに見栄えがした。
音楽に対する姿勢は多くの音楽家と異なり極めて謙虚。そう言う全人格がオーケストラの楽員に愛され、曲調にも素直に出でいたのが感動を呼んだ。
音楽の基礎は独学に近かったが、譜読みは丹念で、スコアを重視しつつ、研究は惜しまなかった。
音楽的基礎に問題があると言う人もいるが、
それを超えたものが備わっていたのを知った人々が、彼の音楽的才能を知り、賛美した。