>>88より長めの記事

https://hochi.news/articles/20200611-OHT1T50007.html
「天使の歌声」ウィーン少年合唱団破綻も…コロナで110公演以上中止、1億円以上減収
2020年6月11日 6時0分スポーツ報知

新型コロナウイルスの大流行を受け、500年超の歴史を誇る
オーストリア伝統の「ウィーン少年合唱団」が窮地に追い込まれている。
運営費用の大半を賄うコンサートが相次ぎ中止になっているためだ。
こうした状況が続けば破綻の恐れもあり、ホームページなどで支援を呼び掛けている。

同合唱団の報道担当者によると、オーストリアで感染対策のイベント規制などが始まった3月以降、
日本公演を含む110超のコンサートがキャンセルとなった。
年間収入の3分の1に迫る100万ユーロ(約1億2000万円)近くの収入も消えた。

「声変わりすれば退団」などの厳しい規則があり、「天使の歌声」と称されるコーラスは世界的な人気を誇る。
世界で年間約300公演が行われている。
ただ現在は非営利団体のため利益は蓄えられず、政府の補助もない。
同担当者は「秋以降も公演中止は続きそう」と声を落とす。

一方、9〜14歳の合唱団員約100人と、その前後の年齢の子どもを合わせ
計約300人を教育する学校の運営などへの支出は変わらない。
政府やウィーン市に支援を仰いでいるが、具体策はまだ見えていないという。

最近は感染防止対策として子どもの間の距離を取るためプールを歌の練習場にする状態が続く。
苦境を乗り越えるため8月にも新しいCDを発売する計画だ。

同合唱団の日本への招へいを担当するジャパン・アーツによると、
日本公演は1955年の初来日からほぼ毎年行われてきた。
今年は5〜6月に全国で予定されていた24公演は中止に。
代わりに9〜10月に全国で14公演が行われる。