2002年の7月、重大な納品ミスをおかしてしまったのです。夏休み公開作品に合わせての宣材制作に、この納品ミスは大打撃でした。社内中大混乱に陥りました
私は必死で支社や劇場への連絡や印刷会社との交渉を続けていました。

当然、連日、ストレスは増大し、私は不眠状態にになりました。次第に、周囲が私の悪口を言っているように思えてきて、掲出しているポスターの宣伝コピーも、私のことを悪く言っているように思えてきたのです。完全に、幻聴であり、幻覚であり、被害妄想の症状でした。

私は一度心療内科を受診したのですが、医師は「それは社内のいじめである」といって、病気という診断を下しませんでした。私はビックリして、だれも信用できない状態になりました。

矢部さんとS女史は、そこで、私に、有給休暇をとるようにいいました。私は「大丈夫です」といったのですが、前の夫が「そうしなさい」といって、私を休ませました。しかし、8月上旬、無理をおして出社し、そこで完全に幻聴とサトラレ状態になったので、早退し、以後休暇をとったのでした。
横浜にすんでいましたが、京浜東北線に乗ると、乗客全員が私の悪口を言っているように思え、渋谷の街を歩くと、広告がすべて私の悪口をいっているように見えたのです。盗聴されている、という思いが抜けず、そして、2002年8月16日、なぜか創価学会のお経の音が私の頭の中で鳴り響きました。私は大パニックにおちいりました。

前の夫があわてて、夏休みにもかかわらず、唯一開いていた、横浜のメンタルクリニックを、私に受診させ、付き添いました。私はクリニックにいた、あまたの精神病患者をみて仰天し、泣きだしました。その様子をみた精神科医は、即座に前の夫に「残念ですが、奥様は統合失調症です。しばらく自宅にて療養し、薬を飲んで治療していきましょう」といいました。