日本初演の1962年7月東京文化会館で小澤が26歳の時の演奏にこんな演奏をしたとは、小澤の足跡を知る上で
貴重で歴史的な音源と言える。しかもメシアンが会場で聞いていたというから更に驚いた。

そもそも今では当たり前の現代音楽を1960年代の聴衆がこんな長大な現代曲を理解できたのだろうか
しかも古典音楽ではなく、メシアンという理解不能(当時では)の曲を選んだ小澤も革新的な発想の
持ち主と言える。26歳の若さでこんな演目で挑戦するなど今のN響指揮研究員では考えられない
驚異としか言いようがない。

その意味でも、当時のN響がこんな若者は扱いきれないのは当然かも。片山氏はN響事件とは言わず、
蜜月時代と摩擦を避けた絶妙の言い方をしていたのも印象的であった。東南アジア演奏旅行の
計画もあったようだから尚更驚いた。貴重な音源の提供を誰も知らない情報が得られた放送に感謝!