11/16 ジェームス・エーネス×オライオン・ワイス(紀尾井ホール)
【曲目】ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番〜第10番

聴き応えのある充実したリサイタル、まず曲の良さを味わいたい人は大満足だったろう。
エーネス(1976-)は音量はすごく大きいわけではないが、大変丁寧な演奏をする奏者だった。
第7番やクロイツェルの第2楽章のピツィカートは明晰さ、音程の正確さに驚愕させられた。
熱演してもギリギリと鋭利・神経質にはならず。もちろん形が整っているだけでなく歌心もあった。
ピアノのワイス(1981-)も「伴奏者」的に小さくまとまらず、エーネスとタメを張っていた。
長丁場だったがヴァイオリン、ピアノ共に集中力は最後まで衰えず。
第10番など、メロディは美しいが地味な曲だと思っていたが、今日の演奏で認識を改めた。