1977年にシカゴ響がショルティと初来日、東京文化会館でマラ5を聴いた
鳥肌が立つような輝かしいサウンドと圧倒的な音量に悲鳴のようなブラボーが出た
だが新聞で確か柴田南雄氏が「音が大きく巧いだけで中身がない」と厳しい批評を書いていた
今の新聞評は褒めるだけだが、当時は酷評もけっこうあった
セルが亡くなったあと音楽雑誌の投稿欄に「万博のとき招聘元に電話して
セルの泊まるホテルを教えてもらい、張り込んでサインをもらった」というのがあった
万博の開会式に昭和天皇と皇太子(現上皇)がそれぞれ夫婦で出席したが
TVの街頭インタビューで「ふーん、来たの。時間あんだね」という声も流していた
今ではとても考えられないが、当時はそんな時代だった
最近の音楽家はスケールが小さいと言われるが、窮屈な時代に暮らしていればそうなるわな