浅草オペラのカルメンの音源が残っているが、音楽は易しい所だけで、あとは講談風の語り。なぜか「ミカエラ」が「ドロレス」に化けており、更にカルメンを刺殺したホセが後を追って自殺するというデタラメな筋書きになっていた。大正時代の軍楽隊の楽譜の表紙には、当て字で「加留免」などと書いてあった。でも、こうした
手探りの時代を経て、現代のカルメン上演に至っていると知れば感慨深いのだ。
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