>>860
英語版Wikiによれば
<リストの管弦楽曲のオーケストレーション担当>
・コンラーディ:1848-1849
・ラフ:1850-1853
・リスト:以降
てことで、少なくとも交響詩の決定稿でラフのスコアのままのものはなかったはず

「タッソー」の改訂履歴は
・コンラーディに依頼しゲーテ生誕100年祭で初演された1849年版
(「嘆き」と「勝利」2部構成による古典的な序曲の形式として作曲)
・リストがスコアを改訂してラフに依頼した1851年版
・リストにより3部構成の交響詩として大幅改訂された、1854年にワイマールで演奏された現行版
(弦によるゴンドラの舟歌と木管によるメヌエット風の変奏曲を、対位法的に構成した中間部を追加)

てことで、今日出版・演奏されるのはリストがオーケストレーションした決定稿のみなので
「霊感に乏しく凡庸」と評価されるらしい、ラフのオーケストレーションしたリストの交響詩初期稿
の演奏を聴いてみたいとは思ってるんだよね

リストは交響詩のピアノ独奏版の編曲でも似たようなことをやってて
(没後にブライトコプフから単発で出版された弟子のストラダル編曲版の12曲とは別シリーズで)
リストの存命中にブライトコプフから上下巻の分冊として出版された12曲のうち
録音された5曲はリストが起用した弟子の編曲した初期稿をリストが改訂
=再編曲した痕跡のあることが無視できないものなのだそうで
ブダペストのリスト研究センターにある原稿にはリストの修正が満載されてたりするらしい

詳しくは下記CDの解説部分を参照
https://www.hyperion-records.co.uk/dc.asp?dc=D_CDA67414/7
各弟子の担当した曲の一覧や、リストが没を食らわせ担当替えさせられた逸話が書かれてる