この発言に、「全国過労死を考える家族の会」代表世話人の寺西笑子さん(76)は「国のトップに立とうとする人の発言とは思えない」と驚く。

 寺西さんは、1996年に夫の彰さん(当時49)を過労死で亡くし、働き過ぎて命を落とす人が続出していた日本の状況を変えようと、「命より大切な仕事はない」と訴え続けてきた。

 「過労死防止法は国会の全会一致で成立し、国をあげてWLBを推進している。高市氏は『懸命に働く』という意図だったかもしれないが、法律をないがしろにする発言で問題だ。影響力をもっと重く考えてほしい」と話した。

 労働法に詳しい脇田滋・龍谷大名誉教授は「古い日本の価値観を引きずったような発言で、非常に残念だ」と話す。