はい、新国立劇場リゴレット全く見る価値無し!
世界一のテノールブラウンリーに全ての高音を出させないとか、なんでキャスティングしてんだ!ポケ!!!

Facebook 香原斗志
いま新国立劇場の「リゴレット」が終演したところですが、素晴らしかったです。これこそが「リゴレット」です。
1幕から、それぞれの歌のラインが美しく、オーケストラが音を張り上げず、ピアニッシモが大切にされ、リゴレットが慣習的に出す高音も排除されています。
その代わりに、公爵とジルダの二重唱の美しいカデンツァはしっかり歌われます。ストヤノフのリゴレット、初ヴェルディというブラウンリーの公爵、中村恵理さんのジルダ、それぞれ極めてスタイリッシュで、三者のバランスがとれ、重唱の美しいこと。

ジルダのアリアもオリジナルのカデンツァで、2幕の公爵のアリアも監修的高音なし、カデンツァあり、カバレッタの繰り返しあり。
要は、すべて楽譜(それもクリティカル・エディション)に書かれた通りで、「女心の歌」のカデンツァもありません。
そうすると、このオペラがベルカントの流れの中から生まれたこと、リゴレットが激しさより苦悩が強調された役であること、など、ヴェルディが意図した作品の本質が伝わります。
なんか迫力がない、とか思った人も多いかもしれませんが、これが「リゴレット」です。
この道を選んだ指揮のカッレガーリに心から敬意を表します。
これぞ聴きたかった「リゴレット」でした。
ぜひ、多くの人に聴いて(観て)もらって、「リゴレット」とはこういうものなのか、と感じてほしいと願います。
また、改めて報告します。

プログラムに作品ノートを書きました。