【X】i.takataka0519
新国立劇場 リゴレット
新国立劇場の出来の良くないプロダクションの典型みたいな上演。オペラの中でも中核にある演目でそうなってしまうのはいただけない。
舞台上の熱気が乏しい。人の動きや演技がイマイチシャープでないこともあり、演劇性が薄い。また、要所のコンセプトも腑に落ちない。

こういう時は音楽と歌で熱量を与えないといけないのだが、何を思ったかムーティの真似事みたいな事をして熱量のなさに拍車をかけてしまう。原典にない過剰な音楽的演出を排するというのはわからなくもないが、今回の様な舞台の熱が乏しいプロダクションでやると感興を薄めるだけ。

それでもカッレガーリは所々で煽りを入れたりもしていた。全体としては熱量不足には映るが。東響も役割は果たしていた。

歌手陣。リゴレットはまずまずという感じかな。この人のポテンシャルを発揮出来るプロダクション聴きたい。ジルダはキャラクターの表出と演技は物足りず。演出のせい?。

そして、エロさが足りないというかないマントヴァ公爵。ベルカントを歌い尽くした人がヴェルディへというのはあるけど、この人はあまり向いてないような。歌に色味が足りない。

なんとなく不完全燃焼感が残る上演。
この後の演目はイマイチなので、しばらく新国立劇場はご無沙汰に。