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5つ星のうち 5.0 2001年を代表する歴史的名盤, 2002/5/28
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柏原綺堂 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Hybrid Theory (CD)
 はっきり言って、これはとんでもなく凄いアルバムだ。全くの無名バンドのメジャー・デビュー作で、これほどまでの衝撃と感動を覚えたのは、
個人的にはGUNS 'N ROSESの『APPETITE FOR DISTRUCTION』('87) 以来である。或いはこのアルバムを手に取ったキッズ達の中に、
約10年前にアメリカ全土を揺るがしたNIRVANAの『NEVER MIND』に行き場のない怒りと退屈をぶつけた世代と同様の熱狂を覚えている者がいたと
しても全く不思議ではない。それほどまでにこのアルバムはハイ・クオリティで、エポック・メイキングな大傑作だ。
レッチリ、KORN、レイジ、リンプ・・・とここ数年の間で飛躍的に成熟してきたラップ・メタル・シーンの1つの極みともとれるだろう。
バンドの鍵を握っているのは、ヴォーカリストCHESTERの華があり感情表現に長けた美声と甘いマスク、彼と見事な掛け合いを見せる
リーダー的存在のMC MIKE SHINODA、キレのあるスクラッチやセンス抜群の効果音で個々の楽曲をより魅力的に引き立てるDJ HAHNの3人だろう。
彼等3人のプレイを中心として、これまでありそうでなかった「静」と「動」の間を瞬間的に移動しながら進行する、
実に振れ幅が大きくダイナミックな音世界が作り上げられている。そして冒頭の"PAPERCUT"からラストの"PUSHING ME AWAY"まで
(日本盤はボーナストラック2曲収録)、美メロと怒号が様々な形で行き交うこのアルバムにはドラマがある。曲順を変えたり、
一曲だけ抜き出して聴くような行為がはばかられるほど、曲と曲が自然な形でつなぎ合わされ、アルバムがアルバムとして聴かれるべき必然性、
或いは重要性をこれほどまでに主張している作品を私は他に知らない。
兎に角、まだ聴いてない人は絶対聴いて下さい。2001年を代表する歴史的名盤です。