土井さんの独り言#5はバレエを観る人が増えない全てが詰まってるね。

まず、「SNS、ビジネス先行でバレエが自己顕示欲、承認欲求を満たす手段になっていないか」と非難している矛盾。
日本でバレエを始める人はプロダンサーになる人でも最初から承認欲求と自己顕示欲が平均よりは強い人。鏡に映った自分を見たい人、人に見られたい人だからね。大人リーナでも子供でも同じだよ。
「バレエはロシアではやるべき人が踊り、日本ではやりたい人が踊る」なんだから。
最初は誰でもやりたい人=趣味でやっている人。

『僕が愛しているのは、誰かの自己満足の道具としてのバレエではなく、もっと高潔で、自分を律して向き合うべき「芸術」としてのバレエです。』
て書いてるんだが芸術と呼べるかどうかは他人が決めること。

同じクラシック分野である音楽の世界ではとうの昔にそんな時期は過ぎていて、大人になってから楽器を始めたり再開したと聞けばプロでも凄く嬉しいし、他人の音楽との向き合い方に苦言を呈さないし、承認欲求を満たす手段にしていても何とも思わない。
寧ろ、裾野を広げたくない人がいない。

裾野が広がらなければ、そのご大層なバレエという芸術は成熟せず、衰退の一途になるんだけどね。