当時の踊り場でかける曲のテイストは店によって様々だしそれによって踊りの内容も違ってくるわけだが
全体の中で新譜レコードの入荷が早くしかも豊富だったのはエンバシーにメビウス、それにゲットだった。
だからDJをやる人は常に新しい情報や新しい選曲手法、毎週入ってくる一度も聴いたことのない曲の
並べ方などを日々考えながら時代時代のスタイルを編み出していた。機材だって今とは比べものにならないほど
チープで旧式な性能のものを使ってたから手間ひまだってかかる。それに引き換え現代になってから
ソウルクラシックスとしてやりだしたDJなんて何にも考えることもなく前からある限られた曲をただ
グルグル回したりとっくに完成されたスタイルをマニュアルのように真似るだけだから楽なもんだと思う。
たしかに環境も意味合いも違うのでそれはそれでいいが、DJとは本来センスを売りにするクリエーターで
あってほしいのだがそれは無理な状況と言わざるを得ない、これ真実。