「言葉の壁、差別も…」電撃メジャー昇格“168cmの日本人”…西田陸浮とは何者か?「英語力ゼロでアメリカ留学」「甲子園を目指していた」東北高時代
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奨学金の総額は約400万円。その背景には、SNSを駆使した徹底的なセルフプロデュースがあった。

「アメリカの大学っていい選手をツイッターから見つけてコンタクトを取るんです。自分もプレー動画を出したら、大学の監督やコーチから『君、いいね』って連絡がいっぱいきました」

 スポンサーもSNS経由でついた。木製バットを使ってリーグ戦に出場していた西田のもとには、靴がナイキのスパイクだけで12足提供されたという。オレゴン大では63試合で5本塁打、37打点、打率3割1分2厘、25盗塁という実績を積み上げ、セルフプロデュースは確かな実力に裏打ちされたものだった。

 一方で、アメリカでの闘いに“光”だけがあったわけではない。西田は3年前の取材で、こう言葉を選んだ。

「やはり言葉の壁と、孤独との闘い、そして差別、だと思います。昨年、母が亡くなったとき、ライバルチームの選手がそこをつついて自分に何か言ってきたときは気分悪かったです」