北九州監禁殺人事件 死刑囚M

実家は畳屋で、7歳の頃に父親が実家の家業を引き継ぐため柳川市に転居した]。経済的には裕福な家庭であり、母親と祖母に甘やかされて育った。中学1年時には校内の弁論大会で3年生を差し置いて優勝し、部活ではキャプテンを務めたが、当時から虚言癖があり、教師からの信用は低かった。
実際に小中学生時代の同級生への取材では「彼が弁論大会で優勝した記憶は無い。部活のキャプテンは本人が強く望んだため押し切られる形であった、チームプレイが出来ずレギュラーではなかった」

病的なまでの嘘つきで、自意識が強く目立ちたがり屋。饒舌でいくつもの顔を持ち、エリートを演じる傾向がある。礼儀正しく愛想が良いが、猜疑心、嫉妬心が強い(アフェクションレス・キャラクターの傾向) 。異常なまでに執念深く嗜虐的。

また、虚勢を張るところもあるが、実際には神経質で臆病な小心者だったようで、息子の証言では暴力団から厳しい借金の取り立てに遭った時は、部屋で小さくなり閉じ籠っていた。また、出所したMの刑務所仲間によると、収監中のMは他の囚人や刑務官に対しては腰が低く礼儀正しく振る舞っていたが、実際には刑務官から「全く反省していない」と吐き捨てられていたと言う。

アフェクションレス・キャラクター
幼い頃に母親不在を体験した子どもが成長後にしめす、歪んだ性格をいう。一見愛想がよくうちとけやすいように見えるが、心から他人に愛情を持つことがなく、盗癖や嘘、残忍などの性格的な特徴を秘めている。