日本からジャイアントパンダが姿を消しつつある。国内の飼育施設にいる2頭の返還期限が約4カ月後に迫り、次にパンダがやってくる見通しは立っていない。10月28日は半世紀前、日本と中国の国交正常化を機に初めてパンダが来日した記念すべき日だ。「パンダ外交」とも呼ばれる政治的な案件だが、目下の中国は、タカ派とされる高市早苗首相への警戒感を拭えずにいる。そんな国際情勢をよそに、パンダ好きの記者は今後が気が気でない。どうする? どうなる?

 まずは現状のパンダ事情から簡単にまとめておきたい。かつては中国からプレゼントされることもあったが、近年は「繁殖の学術研究」目的のみで貸し出されている。日本で生まれた個体も含め、所有権は中国にある。


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