マハルシの教えは、シャンカラの不二一元論(アドヴァイタ・ヴェーダーンタ)にたどれるが、
自身は何らかの思想や哲学を教えているという思いはなく、ただ自らの体験を語っていた。
難解な聖典の教えを、その本質を把握して明確に説明することができ、数多くの質問者の疑問を晴らした。

しかし、言葉での教えより、マウナ(沈黙、静寂)こそが最も力を持っているとたびたび語っている。
ここでの、マウナ(梵語:???、mauna)は単に言葉を発っさないことではなく、心がその源(真我)に溶けこみ、
別に存在していない在り方を意味している。マハルシは、マウナを「永遠の雄弁」であると表現し、
言葉を発することはその力の妨げになると述べている。