もう少し前のもの。
小泉義之、鈴木泉、檜垣立哉が発起人となった『ドゥルーズ/ガタリの現在』(2008年)

“ドゥルーズやドゥルーズ=ガタリの思考は、
それがもつ自然システム論的な、あるいは環境情報論的な方向から、
とりわけ生態系的世界の存在論的基礎論、情報世界論のネットワーク的基盤論、
生態系的な都市社会の原論、群衆的でヴァーチュアルな共同体の構成論において、
主要な機能を果たすものである。ドゥルーズ=ガタリの議論が、たんなるポストモダンの徒花として消え去るものではなく、
フーコーの生権力論を経て、アガンベンのビオスとゾーエ論、ネグリ=ハートのマルチチュード・グローバリゼーション論、
レヴィのヴァーチュアル情報論と、縦横無尽に接続され、
生命・情報・貨幣を巡る諸領域で生産的に展開されていることも事実である。”

(檜垣による「前書き」)