「人類学の存在論的転回」についての教科書的説明の一つとしては、
春日直樹の『人類学の静かな革命:いわゆる存在論的転換』というのもあるね。

へナレ、ホルブラード、ワステノレの三人が「人類学の静かな革命」と呼ぶものは、
80年代のポストモダン人類学から90年代のポストコロニアル人類学にかけて見られる
認識論から存在論への転換で、

ブルーノ・ラトゥール、アルフレッド・ジェル、マリリン・ストラザーン、
エドワルド・ヴイヴェイロス・デ・カストロ、ロイ・ワーグナー
らの名前が挙げられる。

存在論的転換とは、自然と人間、人間と非人間、主体と客体などの区分が瓦解する地平において、
人類学的実践を再構成するものであると。