表象11 特集:ポスト精神分析的主体の表象
(2017年4月19日発売)

人工知能の爆発的発展、ビッグデータによる管理の遍在化、アルゴリズムを介した行動予測──
人間が「内面」や「無意識」といった深みなしに捉え返されつつあるいま、「自己」や「心」はどこにあるのか? それはいかなる「主体」なのだろうか? 
本特集では、ラカンの精神分析(ミレール派)と認知科学の自然主義との交錯、自閉症の前景化といった現象に着目しながら「ポスト精神分析的主体」の光景をめぐって討議する。
特別掲載として、シェイクスピアのソネットを翻訳したツェランについてのペーター・ソンディの未邦訳批評を紹介。

◆巻頭言◆
「表象からのこの不気味な撤退は何を意味しているのだろう?」佐藤良明

◆特集◆「ポスト精神分析的主体の表象」
共同討議:「精神分析的人間の後で──脚立的超越性とイディオたちの革命」千葉雅也+松本卓也+小泉義之+柵�P宏平
「因果的決定論から悲劇的行為へ──精神分析的主体をめぐって」柵�P宏平
「個の認知から相互行為的認知へ──行為のマイクロ分析から」細馬宏通
「自己・再帰性・異種混交性──手帳術本の再分析を中心に」牧野智和
「無意識と語る身体」ジャック?アラン・ミレール|山�ア雅広+松山航平訳
「ただひとつの生──生物学的抵抗、政治的抵抗」カトリーヌ・マラブー|星野太訳