特に、被造物を無に帰すという観想は、一神教によく見られる。

例えば、存在を抹消して痕跡を浮かび上がらせるデリダのビジョンは、
中世イスラムのジュナイドによる「ファナー(消滅)/バカー(持続)」と比較された。

(井筒俊彦×ヘルマン・ランドルト 「スーフィズムとミスティシズム 」 (1984))