>>588
>学と論を分ける意味がわからない
 
これは極めて基礎的な補足になってしまいますがそういう語の使い分けの問題ではなくて
両者は全く違う分野です
 
・記号学:言語学はこの記号学に含まれる下位の学問であり
      何かを〈記号〉として発信したり何かの〈記号〉として働くものの仕組みや何故を問う学問を
      「記号学」という
 
・記号論:言語や記号などが用いて〈論理〉のシステムを構築していく方法論のことであって
      C・S・パースなどが記号論学者として有名
 
上記のように「記号学」は言語も含めた「記号とはどういう仕組で機能しているのかという何故を問う学問分野
「記号論」は記号を実際に使用してどのように活用できるのかを説明する学問分野
 
>ソシュールの思考の根幹は言語の共通性にあって、言語と認識の関係を解明しようとしたものではない。
 
ソシュールはまずこう前置きしている「言語学は記号学へと至る道筋のひとつである」
人間にとっての言語や合図・標識・マークなどというのはその社会において意味をもっていて
もし言葉というものが無かったならば科学も芸術も現在のように存在してはいないかっただろうということを
ソシュールは考えていて
「言語活動(ランガージュ)」という分節化能力によって人間は現在のような文明を得ることができたという
ようにソシュールは考えていたわけです