“仏道をならふことは自己をならふなり。
 自己をならふといふは、自己をわするるなり。
 自己をわするるといふは、万法に証せらるるなり。
 万法に証せらるるといふは、自己の心身、
 および佗己の心身をして脱落せしむるなりと云ふ(道元)。

 それは限定するものなき限定、絶対無の自己限定と云ふことでなければならない。”

― 西田幾多郎 「哲学論文 第六」 『西田幾多郎全集10』 (2004)