だから、哲学は哲学でいいんだよ。ある哲学者が提示したパースペクティブ
や哲学的な世界観・世界像に、それなりの魅力なり、説得力や偉大さなどが
感じられれば、それでいいだろう。へー、こんな物の見方や捉え方、考え方が
あるのかと思わせれば、それで哲学として成立している。世界の見方はいろいろ
あった方が世界が豊穣になるのだから、様々な異なるベクトルを有した哲学が
あった方が健全で、むしろその方がいいだろう。

哲学的な世界観や世界像を説明するにあたって、数学を用いるのは当然、
あっていいし、むしろ、積極的に使うべきだ。そのためにも数学の学習が
必要になる。数学の学習をまともにしていない者が哲学に数学を使えば、
それはポエマーのようなものに堕する。