と、長文書いてしまったが、スレタイトルの「なぜ、ダメなのか」の答えは、たぶん、
�@「ダメだ」と考えている人(そう幻想を抱いている人、それを常識と考えている人)が圧倒的に多いから、
�A法律で禁止されているから
ということになりそう。

それに、多くに人の常識は、「法律」に左右されている部分も大きい。

だからこそ、哲学的な自由を国家に禁止されないように国民が国家に(その自由や平等などを)要求しているのが【憲法】である。

その憲法の基本的な考えとして、とくに、表現の自由は最も重要なものと捉えられているし、国家の介入は必要最小限でなければならないとされている。
国民の表現に国家が介入できたのでは、独裁国になってしまうからね。
だから、他者の権利を侵害したり、衝突したりしないかぎり、国家が表現を規制する場合は、差し迫った危険があるとか、そういう時に限って、必要最小限度の規制でなければならないと憲法学では考えられている。

そこで、児童ポルノ禁止法だが、上述したとおり、児童が裸を表現すること自体は「表現」であって、人権侵害はむしろその撮影されるまでの課程や方法に起きることから考えてみても、
撮影までの課程や方法を正しく規制(たとえば、現在のようにアイドルのDVDを撮影する業者などが撮影するなど)すれば、「児童の人権を侵害しないで児童の裸を表現することが可能である」から、
厳密には、現在の児童ポルノ禁止法は、憲法違反といえる。

現在、児童ポルノ禁止法が'99年に立法されて以来、上述したような理由で廃止されていないのは、現実に、最高裁まで憲法違反として争っていないから、最高裁まで争い違憲判決を得ていないから、というただこれだけの理由である。
日本が、司法消極主義をとっておらず、付随的違憲審査制ではなく抽象的違憲審査制を採用していれば、具体的な事件がなくとも、誰でも法令等の違憲を主張し、法令等を廃止することが可能なので、
抽象的違憲審査制が採用されていれば、児童ポルノ禁止法は、すぐにでも廃止される可能性は高いわけである。