高校の教育課程ではあまり聞いたことのない分野であるが、その歴史は量子力学の
歴史とそう変わらない.ド・ブロイの物質波仮説やシュレディンガー方程式が
提唱された頃には、すでに Feldman(1923)によって、
”Biomathematics, being the principles of mathematics for students of
biological science. “という名の著作が著され、集団遺伝学の祖である
Sewall Wrightが『メンデル集団における 進化』(1931)を著している。

実は、集団遺伝学の理論家たちは早い時期に発展した数理生物学の一つの
波をつくった。生態学の数理モデル理論のさきがけとなる著作をロトカが
著したのも1925年であった。