日常において相手の「言葉の端」から相手がどういう「つも(積)り」なのかを
知るというのは、数学の関数に喩えるならある意味で微分と積分を行って
いるのだろう。証券市場における株式などの金融取引きは、金額という数値
を扱っているので、一見、数学的に処理できるように錯覚するが、実際に
取引きでやっていることは、値動きを含むいろいろな情報を相手の「言葉の端」
として捉えて、相手がどういう「つも(積)り」であるのか読み合いの駆け引き
をやっていると見なす方が適切だろう。だから、確率の微分積分が市場取引
の戦略に有効であるなどと考えるのも錯覚である。数学的にきれいなパターン
に従って取引きを行うなら、相手はすぐにそれを見抜いてその裏をかく取引き
をする。