わき
偶然を飼いならせす
決定論が19世紀のなかで衰退して、その代わりに「偶然」というものを相手にした法則に向かうことになって、統計的で確率的な見方をするようになったのは、さあ、どうしてなのかという話です。

偶然」(chance)を統計的な法則のなかで見るという態度こそが、その後の社会で人間社会を「平均的に見る」とか「正常と異常で見る」といった見方をつくったからだね。